【構築紹介】Generation Showdown使用パーティー~マニューラレックウザ~

久しぶりの更新になりました。

2014年末にはキツネの社に久しぶりに参戦したのですが、チルタリス使って予選落ちのお通夜で終わったので記事にもしてませんでしたが、ポケモンやってます。一応。

今回は久しぶりに公式でGSが出来るってことで発表されて以降様々な構築案を練りつつ、一番使いやすくて勝てそうなパーティーを探しました。
原始グラードンを使いたいところからスタートして考察を続けた結果、禁伝枠はレックウザグラードンになりました。最初はミュウツー使おうと思ってたけれど、火力足りないのとイベルタルに弱くなるということで断念しました。。。

結果はまだ正確には出ていませんが、23勝7敗でレート約1700といったところ。2日目まで17-3だったのに最終日がゴミでした。1800狙ってたので悔しい。

【追記】
ランキング発表されて、レート1704の183位でした。

使用したパーティーはこちら

個別解説

マニューラ@気合いの襷
猫だまし、氷のつぶて、はたき落とす、けたぐり
陽気AS252

A
はたき落とす+メガレックウザの珠画竜点睛でHBクレセリアが確定。
氷のつぶて+メガレックウザの珠画竜点睛でCSゼルネアスが確定。
けたぐりでメガガルーラディアルガ、Wキュレムに約半分ほどのダメージ。

S
最速

今回のGS環境を考えると、禁伝2枠(うち1以上はゲンシカイキが妥当)、メガ1枠(レックウザorミュウツーを使うとなくなる)、一般1~2枠といった組み方が理想になります。で、レックウザグラードンが溢れるのは目に見えてたので同族対決が起きるのは避けられない→一般枠には猫だまし要員が欲しい。
猫だましを打てるポケモンでGSに人権ありそうな奴を素早さ順に並べると天候下のルンパッパ、ダーテングマニューラレパルダスニャオニクスコジョンド→ガルーラ→カポエラーヤミラミ
多分こんな感じに。ここで注目したのがマニューラのプレッシャー。GSではお馴染みの特性発動順による素早さ判定(特に霊獣ランドロスやWキュレムのスカーフ判定)が出来、尚且つレパルダスメガガルーラの上から猫だましを打てる点に魅力を感じました。
尚且つ、S125から繰り出されるタイプ一致はたき落とすは非常に強力であり、猫だまし後も頼れる相棒として大活躍でした。ほぼ全試合初手で投げた。
配分はこれしかないと思います。持ち物は猫だまししただけで出落ちするとアドバンテージを大きく失うので襷。技構成は採用理由となる猫だまし、相手の持ち物を奪いつつ大ダメージを与えられるはたき落とす、ディアルガやガルーラやWキュレムに抜群打点の持てるけたぐり、そして氷枠にはこおりのつぶてを採用しました。つらら落としでない理由は、猫だまし後にレパルダスのアンコールに縛られずにゼルネアスを削りに行けたり、スカーフランドロスに対して先制出来ること、またガルーラの不意打ちを避けて削りが出来る、化身ボルトの電磁波より速い点などを評価しました。つらら落としがないことによってイベルタルが非常に重くなりましたが、これで正解だったと思います。

レックウザ@命の珠
ガリョウテンセイ、神速、Vジェネレート、守る
無邪気AS252

A
珠画竜点睛でだいたいのゲンシカイオーガ確定。
手助け珠画竜点睛でH振りゲンシグラードンに8~9割。
晴れ手助け珠VジェネレートでHBクレセリアが確定。

S
最速

無邪気なのは流星群Vジェネレート神速守るだった頃の名残です。陽気個体がなかったのでそのまま使いました。
現環境間違いなく最強の性能を持つ1体。初めは禁伝枠とメガ枠を同時に使用してしまうレックウザの採用には消極的でしたが、そんな心配は無用の圧倒的強さがありました。
デルタストリームによる弱点消滅はBが下がっても不一致複数いわなだれを耐えるし、眼鏡ミュウツーの冷凍ビームすら普通に耐えてしまう。ボルトロスが隣にいると弱点はなくなるし、電気技半減になるし本当に強かった。マニューラと合わせてほぼ先発で出し一頻り暴れて貰う。ランドロスに対する氷技のダメージを軽減してしまうので時にはグラードンに引きながらマニューラで縛り返したり、柔軟な使い方が要求されます。
耐久は珠とBDダウンでどんどん脆くなるので過信は出来ませんが、火力が高すぎるのと先制神速が強すぎるので全く不便はなかったです。流星群を含むドラゴン技が欲しいと思った場面は一度もありませんでした。あと割と命中安定してるの素晴らしい。

グラードン@紅色の玉
弾劾の剣、いわなだれ、オーバーヒート、守る
意地っ張り252.164.4.0.76.12

(※禁伝シングル時の個体を流用しています)

H
極振り

A
手助け込み複数ダメージ弾劾の剣で相手のグラードンが落ちる

C
晴れオーバーヒートでクレセリアに約半分

D
(本来はC222亜空切断オボン込み2耐えで振っている)

S
凍える風1回込みで最速メガガルーラ抜き


現環境で最強の存在。むしろ採用しない理由を探す方が難しいだろう。一貫性の高く、味方に当たらない火力高い地面技っていう破格の専用技を手にし、水と火傷が無効になってしまったがために、対処方法がかなり限られた。
マニューラレックウザという素早さ高い2匹で、相手を大きく削った後、グラードンで〆というパターンが多かった。たまに先発で出したがほぼ後発。相手のグラードンとの同族対決は、クレセリアのS操作で上を取るか、諦めてレックウザに処理を任せる形を。相手のランドロスレックウザにはデルタストリームを消した後でクレセリアと絡めて処理する形。
耐久火力ともに非常に高く、安定した運用が出来た。5世代で晴れパを愛した原点はグラードンへの愛だったので、こうした形でグラードンが活躍できたのは嬉しい限りですね。
技構成はメインとなる弾劾の剣、飛行に打点が持てて怯みを狙えるいわなだれワイドガードギルガルドに対して接触しない単体技が欲しかったのでオーバーヒートを採用した。下降補正無振りでもC実数値153であり、タイプ一致晴れ下で打たれるオーバーヒートの火力は申し分なかった。

クレセリア@ゴツゴツメット
凍える風、電磁波、手助け、月の光
図太い220.0.4.156.44.84

浮いてて、レックウザに弱くなくて、S操作が豊富な耐久の鬼。当初は自身に火力がないし、メガシンカゲンシカイキでインフレした環境における信頼があまり持てていませんでしたが、やはり安定の強さがありました。個体は全国ダブル用の流用なので果たしてこれで合っているのかは分かりませんが、特に不便は感じませんでした。
自分としてはマニューラレックウザの集中攻撃や、手助けを絡めてはたき落とすor画竜点睛打てば大体のクレセリアが吹っ飛んで行ったので処理には困りませんでした(守るクレセリアとかいう犯罪はいませんでした)が、自分で使ってると赤で耐えた後にS下げて、次のターンに晴れ月光で持ち直したりと非常に頼りになりました。
技構成はグラードンランドロスのSを下げるために必要で挑発で止まらない攻撃技の凍える風は確定。凍える風だけだとS100より上のポケモングラードンで抜けないのでいわなだれと合わせて事故を狙える電磁波。火力が低くて腐ると困るので味方の補助が出来る手助け。最後に晴れ下最高の回復手段である月の光を採用して場持ちを良くした。
持ち物は月光と相性が良くて、とんぼ返りしてくるランドロスや、削れたこちらのマニューラレックウザに対して打たれる相手のレックウザの神速やガルーラの猫だましに合わせて後だしから削れるゴツゴツメットを採用。珠画竜点睛や複数ダメージ弾劾の剣が微妙に足りない火力を補ってくれたのでこれが正解でした。

ボルトロス@オボンのみ
10万ボルト、電磁波、威張る、身代わり
穏やかHD

基本的に上の4体を選出して勝つことが前提なので残り2枠は滅多に出さないが、どうしても無理なパーティーに対する対策&選出圧力のかかるポケモンを採用しようと思いました。
まず、見ての通り基本選出だとドーブルがどう足掻いても無理です。なのでまずダークホール対策になるポケモンを採用するところからスタートしました。しかし、現環境にはファイアロークロバットといったファストガードや追い風で安全にサポートしてくるポケモンが増えたため、ラムやいたずら挑発での対策に限界を感じました。そこで、相手の飛行タイプに強いボルトロスで先制身代わりをすれば、ダークホールを無効にしつつ10万ボルトでドーブルの相方を倒すという方法を考えて、身代わりボルトの採用に至りました。いたずら電磁波威張る挑発の存在によって、ドーブルを含めたギミック系の構築に対する最大限の圧力になります。
技構成は鳥を倒すための10万ボルト、S操作の出来る電磁波、採用理由の身代わり、最後に困った時の威張るで埋まりました。挑発を採用するか迷いましたが、腐りやすい技よりは安定して妨害出来る威張るを取りました。

ギルガルド@食べ残し
シャドーボール、身代わり、ワイドガード、キングシールド
控えめ204.0.12.252.12.28

H16n+1(残飯効率)
C極振り
S最遅グラードン抜かれ
残りBD振り分け

さて、メインとなる禁伝にレックウザグラードンを据えた訳ですが、この2体で最も相手をしたくなかった禁伝枠がいました。ギラティナです。耐久の高さ、鬼火の存在、物理特殊どちらか分からない、オリジンだとグラードンの弾劾の剣を避けられ尚且つはたき落とすの火力が上がらない点から意識せざるを得ませんでした。(結果的にはほとんど数はおらず、むしろイベルタルの方が遥かに問題でしたが。)
またパーティーが明らかに物理寄りなので特殊打点が欲しいと考え、ギルガルドの採用に至りました。ワイドガードの存在は有名なので、相手に一定の意識を与えるポケモンでもあります。またグラードンより遅くトリックルーム下で特殊打点が持てるのも良いですね。
特殊採用ですが、別にトリックルームを使う訳でもなく、むしろ電磁波や凍える風を絡めるパーティーなので、控えめで勇敢グラードンよりSの低い84に設定しました。
技構成はメインのシャドーボール、キングシールド、全体技シャットアウトのワイドガード、そして最後に身代わりを採用しました。
ラスターカノンを採用したところでゼルネアスに勝てませんし、何よりシャドーダイブはキングシールド貫通なので、相手が潜るターンに身代わりを挟まないと逆に返り討ちに遭います。
結果的にはこの枠が微妙だったので、イベルタルに強いフェアリーを採用した方が良かった気がします。それこそ威嚇もあるクチートとか。

結果
負けた7試合を振り返ると、4試合がイベルタル入り(当たったのも4試合)、3試合がグラードンカイオーガの両刀。見事に同じパーティーにばかり負けていて情けない限りです。イベルタルへの警戒が甘かったのは大きな反省。
たた、逆に言えば他は全て勝ちました。レックウザグラードン、ゼルネアスを用いた所謂環境に多かったであろうパーティーの処理はすごく良かったと思っています。
たったの30試合しか出来なかったのが残念ですね、またやりたいと強く願っています。

では。